2018年度
2018年9月吉日
 よか薬会会長 唐澤 博順(19回生)
拝啓 皆さん如何お過ごしでしょうか。
 今年のよか薬会の案内をお送りする時期が来ました。
 この時期をふっと振り返ると、毎週のように問題がクローズアップされています。
 タイの少年サッカーチーム13人が豪雨で洞窟に閉じ込められ、3週間ぶりに無事救出されたニュース。7月初め
は、九州北部に再度集中豪雨が有りました。水害にあわれた会員も多いのではないかと思います。この場を借りて
お見舞い申し上げます。また、7月に入ってからの熱さ、熱中症が日本のあちこちで起き、少なからぬ方が亡くな
っています。〈命が危険な暑さ〉…など異常気象で大きな問題が発生しています。のどが渇かずとも水分補給が命
綱のようです、皆さん水分補給を忘れずに、この夏を乗り越えて下さい。
 近くでは、よか薬会に毎年欠かさず参加して頂いていた名誉教授吉村英敏先生が、去る7月に逝去されました。
よか薬会でいつも元気なお姿を拝見させて頂きましたが、今年からお会いすることが出来ません。誠にさびしい限
りです。吉村先生の、長年にわたるよか薬会へのご支援に感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。
 よか薬会も大きく変化しています。総会の講演会は日本薬剤師研修センターの研修認定薬剤師制度の集合研修と して開催する事になりました。これにより、集合研修受講単位が1単位取得できるようになりました。現場の薬剤 師が認定薬剤師・かかりつけ薬剤師へと発展して行くところ、よか薬会がいくらかでもお手伝いできることを喜ん でおります。OBの先輩後輩は言うに及ばす、現役の若き薬剤師など多数の参加をお待ちしています。(但し、認定 単位を取得するためには総会からの出席が必要です。)
会次第
  総 会 よか薬会報告: 庶務(山下正義)、会計(一木孝治)
  報 告 大嶋 孝志 氏 九州大学大学院薬学研究院 教授・副研究院長
        「薬剤師教育の現状」

  講演会 講 演 鈴木 克典 氏 産業医科大学病院 感染制御部 副部長
        「抗インフルエンザ薬は空を飛びたくなるのか」
  懇親会
  日 時  2018年11月18日(第3日曜日) 11時00分〜15時30分
  場 所  アークホテルロイヤル福岡天神 〒810-0001  福岡市中央区天神3丁目13-20
        TEL:092-724-2222 / FAX:092-724-2211.
    アクセスマップ  http://www.ark-hotel.co.jp/fukuoka/access.php
   参加費  5,000円
    参加申込み  10月20日(日)(締切予定)
      同封の「参加申込はがき」でお申し込み下さい。当日参加も受付けます。
     また、例年同様、よか薬会会員ではない方のご同伴を大歓迎いたします。
【講演要旨】  世の中にある薬剤は、我々人間に恩恵をもたらすが、一方で、基本的にどんな有効性のある薬剤 でも、人間の体には存在しない「毒」であるので、我々人間に対して害悪をもたらす。このことは、医療従事者す べてが肝に銘じておかなければならないことである。
これからの季節はインフルエンザが流行する。多くのウイルス感染症とことなり、インフルエンザウイルス感染症 には、アマンタジンをはじめとして様々な抗インフルエンザ薬が存在する。抗インフルエンザ薬については、耐性 が大きく問題になった薬剤や空を飛びたくなった薬剤等多様性に富んでいる。適材適所、適切な薬剤を適切な患者 に届くように医療従事者として考えていかなければならない。
【鈴木克典先生 略歴】
1973 年5月25 日生(45 歳)
2001 年3 月産業医科大学卒業、2001 年5月医師免許取得、2001 年6月産業医科大学第1内科入局
2011 年4 月産業医科大学病院感染制御部助教、2011 年4月産業医科大学病院感染制御部講師
2013 年3 月日本感染症学会認定感染症指導医
2014 年11 月北九州市感染症公表基準検討会委員、2014 年12 月日本外科感染症学会評議員
2016 年4 月産業医科大学病院感染制御部副部長
日本外科感染症学会評議員
2009 年 6月厚生労働大臣舛添要一氏より:新型インフルエンザ対策検疫業務に対する感謝状

九州大学薬学部同窓会(薬友会)福岡支部(よか薬会)