2012年度
会次第

総会 よか薬会庶務報告、会計報告:担当幹事
報告 「九大薬学研究院の活動」:井上和秀氏(22回生)九大学大学院薬学研究院
                             主幹教授・研究院長
講演 「神経疾患への脳生理学的アプローチ」
  飛松省三氏 九州大学大学院医学研究院・臨床神経生理学分野教授・副研究院長
     座長 麻生真理子氏(33回生)九州大学大学院薬学研究院准教授
懇親会
    
要旨
 ヒトは大脳新皮質の発達により他のほ乳類に比し、遙かに大きい脳を手に入れた。こ のヒトの脳の特殊性を研究するには、動物モデルだけではなくヒトを直接対象とする研 究を進めて行かなければならない。その際、被検者に対して心身に負担をかけない方法 で脳機能を探索する必要がある。近年の脳機能計測法(高密度脳波、脳磁図、機能的MRI など)の進歩により、頭を開けずにヒトの脳のシステム的研究が可能となった。本講演で は、アルツハイマー病、パーキンソン病、てんかんの病態生理を俯瞰すると共に、それ らの神経疾患に対する脳生理学的アプローチを紹介する。アルツハイマー病ではなぜ迷 子になるのか、パーキンソン病ではなぜ自己ペース運動が障害されるのか、てんかんで は思いもかけない画像が発
作を誘発するメカニズムを取り上げる。興味のある方は当科ホームページ
http://www.med.kyushu-u.ac.jp/neurophy/の「ミニ知識」をご参照ください。

飛松省三教授プロフィール
1979(S54)年九大医学部卒業後、脳研神経内科研修医、九州労災病院神経内科医師、九 大脳神経病研究施(脳研)神経内科医員、同助手、脳研臨床神経生理講師を経て、1999 (H11)年に大学院医学系研究科(2000年より大学院医学研究院)教授(脳研臨床神経生理) に昇任、2006(H18)年同副研究院長を兼任。1985(S60)年に医学博士取得、同年客員研究 員としてシカゴ・ロヨラ大学医学部神経内科。
日本神経学会、日本内科学会、日本臨床神経生理学会の専門医、認定医、指導医など。
日本神経学会、日本臨床神経生理学会、日本認知神経科学会、日本生体磁気学会、日本 生体医工学会、日本生体医工学会、日本ヒト脳機能マッピング学会、日本てんかん学 会、日本神経心理学会等の代議員、理事、庶務理事、編集委員、認定委員会委員長、事 務局代表、運営委員など。
海外誌編集委員:InternationalFederationofClinicalNeurophysiology、
        FrontiersinHumanNeuroscience、ISRNNeurology。